2024.10.07
仙台市青葉区の住みやすさは?暮らしや子育ての利便性、おすすめエリアを解説
宮城県仙台市は5区で構成されており、市の中央から西部にかけて位置する青葉区(あおばく)は最多面積と最多人口を誇ります。仙台駅周辺は商業施設をはじめ、金融機関やオフィスビルが立ち並んでいるほか、仙台城跡が見られる青葉山、温泉郷として知られる作並、大学のキャンパスが多く集まる五橋などの個性あふれるエリアが魅力的です。
今回は、仙台市青葉区の住みやすさや暮らしやすさ、子育ての利便性、おすすめの青葉区の居住エリアなども合わせて解説します。
仙台市青葉区の住みやすさは?青葉区の特徴を紹介
仙台市青葉区は、仙台市役所や宮城県庁をはじめとした行政機関があり、宮城教育大学や東北学院大学といった国立大学や私立大学、専門学校のキャンパスも多い地区です。
仙台市の中心エリアでもある青葉区は、人口31万5257人(2024年8月1日現在の推計人口※)で、面積は302平方キロメートル、青葉区内を広瀬川が約35キロメートルにわたり流れています。
仙台市の中心部でありますが、その周辺には自然が多く、ランニングやウォーキングを楽しむにも最適です。
市街地の西には仙台市のシンボルである「青葉城址」があり、またその周辺は青葉山公園として整備され、護国神社や仙台市博物館も散策スポットとして人気があります。
また、仙台市の気候は比較的温暖で住みやすいエリアです。
交通の利便性
仙台駅を中心に新幹線やJR東北本線、仙石線、仙山線、常磐線が利用でき、地下鉄も南北線、東西線が通っています。JRや地下鉄以外にも仙台市営バスや宮城交通などの路線バスの本数も多く、非常に交通の便が充実しており便利です。
また、仙台市では令和3年3月に「せんだい都市交通プラン」を策定。機能集約型都市づくりのために駅への結節、鉄道を補う都心アクセスへの移動手段として路線バスの位置づけを行っています。
市民誰もが利用しやすく、自由に移動ができる生活の実現と中心部の賑わい向上を目指しています。
仙台市地域公共交通計画|仙台市 (city.sendai.jp)
買い物の利便性
青葉区は仙台市の中央から北西のエリアです。駅周辺の都心部は、映画館やショッピングモール、一通りの暮らしを彩る施設が揃っており、仙台駅ペデストリアンデッキに出るとすぐに「パルコ本館」や「エスパル」、「パルコ2」があります。
また、青葉区錦ケ丘には「錦ケ丘ヒルサイドモール」があり、テナント数は約40です。買い物だけではなく、歯科医院や不動産、美容室なども入っていて、様々な用途で利用できる便利な複合施設です。フードコートはありませんが、飲食店やカフェがあり、家族連れで楽しめます。
そして、青葉区桜ケ丘には「ブランチ仙台」があり、スーパーから飲食店、キッチンカーのイベントなども行われていたりと、こちらも家族連れで楽しめる施設です。
子育て世帯からみた青葉区の住みやすさは?
青葉区は子育て世帯が多く居住しており、子育てのための施設や支援が充実しています。子育てや環境、教育分野の状況を解説します。
子育て世帯にも安心の支援制度
仙台市では、子育て世帯への支援制度が多く利用できます。
- 児童手当
所得の制限なく、3歳未満であれば第1・第2子で15,000円、第3子以降で30,000円が年6回支給されます。また3歳以上の場合18歳になる年度まで第1・第2子で10,000円、第3子以降で30,000円が年6回支給されます。
- 子ども医療費助成
令和5年度から所得制限を廃止し、全世帯が助成対象となりました。仙台市内に住む中学3年生(15歳到達年度末)までのお子様で、勤務先の健康保険、もしくは仙台市国民健康保険へ加入している方が対象となります。
0歳から未就学児までは通院、入院が無償、小学校1年生から中学3年生までは通院初診時500円、以降無償、入院は1回の入院につき10日まで1日500円、11日目からは無償となる制度です。
- 仙台市第三子以降小学校入学祝金
小学校に入学する子様が第三子以降の場合、その保護者様に対して祝金を支給する制度です。この制度は申請が必要なので申請の期日を確認しておきましょう。
- 子育て相談窓口
仙台市では、子どもや子育てに関する悩みの相談窓口を設けております。ひとりで悩まずに、どんな小さな悩みでも気軽に相談できます。
- 乳児健康診査
乳児の発達や発育の確認、病気の早期発見、または小児科医による乳児健康診査や育児指導などを登録医療機関で実施しています。
2か月児、4~5か月児、8~9か月児の3回の検診を無償で受けられます。
- 予防接種
生後2か月から5歳の誕生日の前日までが対象です。接種券が配布されるので、券を利用することで無償で接種ができます。中には任意のものもありますので、事前に確認が必要です。
- 育児ヘルプサービス
産後1年以内の方が対象の制度で、産後の体調不良などで育児や家事が困難な家庭へヘルパーを派遣して育児や家事を支援します。利用時には申請が必要です。
- 産後ケア事業
診療所や病院、助産所にて宿泊、または日帰り、訪問によって産後の回復のために育児支援や支援、相談などのサービスを行うケア事業の実施をしています。
- 妊婦・新生児・未熟児訪問指導
全ての子育て世代や妊婦の方が安心して出産や子育てができるように、妊娠から出産、子育てまで身近で相談に応じ、必要な支援へと繋ぐ伴走型相談支援の充実を目指しています。
青葉区の教育事事情
青葉区には公立小学校が29校、公立中学校が18校と教育機関が多いため、どこのエリアに住んでいても通いやすい環境が整っています。
また、文教地区も複数あり、仙台市全体で教育に力を入れているのも特徴で、東北大学の所在地でもあるため、教育環境が良いエリアをお探しの家族層にもおすすめです。
青葉区内の高等学校は以下14校です。例えば仙台第二高等学校ですと、国際センター駅から徒歩5分でアクセスできます。
- 尚絅学院高等学校(私立・普通科)
- 聖ドミニコ学院高等学校(私立・普通科)
- 仙台高等専門学校広瀬キャンパス(国立・総合工学Ⅰ類)
- 仙台市立仙台高等学校(公立・普通科)
- 仙台青陵中等教育学校 後期課程(公立・普通科)
- 仙台大学付属明成高等学校(私立・普通科/専門学科)
- 仙台第二高等学校(公立・普通科)
- 東北高等学校(私立・普通科/専門学科)
- 常盤木学園高等学校(私立・普通科/専門学科)
- 宮城学院高等学校(私立・普通科/専門学科)
- 宮城県工業高等学校(公立・普通科/専門学科)
- 宮城県第二工業高等学校(公立)
- 宮城第一高等学校(公立・普通科/専門学科)
- 宮城広瀬高等学校(公立・普通科)
さらに、認可保育所は24園あり、共働きの世帯も安心です。ただし、保育園により若干の待機児童もありますので、事前に確認することをおすすめします。
青葉区せんだいメディアテーク内にある「仙台市民図書館」は、本はもちろんDVDやCDの貸し出しや目の不自由な方、耳の不自由な方に向けてのバリアフリー資料の貸出も行っています。
区内には28か所の児童館があり、都心部では「仙台市東六番丁児童館」や「仙台市榴岡児童館」があります。仙台市榴岡児童館は0歳児から大人まで年齢制限なく利用でき、親子で参加できるイベントも行われており、月曜日から土曜日の9時から17時まで利用可能です。
認可保育園から高等学校までの教育機関が多いので、教育環境が整っているのも青葉区の魅力のひとつです。
青葉区の治安
仙台市青葉区の治安は、青葉区の犯罪率は 0.65% 、宮城県平均の0.37%です。宮城県内で数字だけで見ると青葉区の犯罪率は第1位です。
青葉区には東北最大の繁華街である国分町があり、飲食店や商業施設が多く建ち並んでいます。しかし、交通網も発達しており、自転車や人の交通量、自動車の交通量の多い状況を考えると、数字だけでは治安が悪いとは決して言い切れないでしょう。
仙台市では、防犯カメラ設置の補助事業や被害に遭われた方の相談窓口、通学路、生活道路の整備など、防犯対策に力を入れ、安心・安全な街づくりを目指しています。
青葉区で家を建てるなら?青葉区でおすすめのエリア
仙台市青葉区で家を建てるなら、青葉区錦ケ丘エリア、桜ケ丘エリアがおすすめです。
青葉区錦ケ丘エリアは「錦ケ丘ヒルサイドモール」や「仙台市天文台」などもあり、買い物だけではなく、遊びや学びも充実しています。
錦ケ丘エリアは都心部からは少し離れますが、JR仙山線愛子駅や仙台西道路が通っているので青葉区中心部へのアクセスも良好であり、家を建てる際の土地の価格相場も中心部よりリーズナブルです。
青葉区桜ケ丘、中山エリアにはショッピングモール「ブランチ仙台」や「イオン中山」などがあります。ブランチ仙台はスーパーのほかにも、飲食店、歯科医院、病院、ジムなどが入っており、さらに夏にはお祭りやイベントが多く開催されており、家族みんなで楽しめます。
桜ケ丘や中山は地下鉄やJRは通っていませんが、仙台市営バスの本数が多いので市内中心部へはバスの利用がおすすめです。
錦ケ丘同様に、青葉区で家を建てるなら桜ケ丘、中山エリアも土地の価格相場がリーズナブルです。
まとめ
仙台市青葉区の住みやすさ、暮らしや子育てのしやすさや青葉区の治安、家を建てるおすすめエリアなどを解説しました。青葉区は教育機関や商業施設、病院、JR、地下鉄といった交通の便もよく、子育て世帯におすすめのエリアです。都会と自然が融合した過ごしやすい青葉区へのお住まいを考えてみてはいかがでしょうか。
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※この情報は2024年10月時点の情報をもとにしています。