2023.09.25

スマートハウスとは?スマートホーム・IoT住宅との違いやメリット・デメリットを解説

環境に優しい次世代住宅として、スマートハウスが注目されています。テレビや広告などをきっかけにスマートハウスを知り、興味を持っている方も多いのではないでしょうか。今回は家づくりを検討している方に向けて、スマートハウスとはどんな住宅なのか、メリット・デメリットも含めて解説します。

スマートハウスとは?

スマートハウスとはどんな住宅なのでしょうか。次の項目からは、スマートハウスの特徴と、スマートホームやIoT住宅との違いについて解説します。

スマートハウスとはどんな住宅?

スマートハウスとは、ITの活用によってエネルギー消費を最適にコントロールする住宅です。スマートハウスには、「創エネ」「蓄エネ」「省エネ」という3つの特徴があります。

1つ目の「創エネ」は太陽光発電などにより家庭内でエネルギーを創り出すことを指します。2つ目の「蓄エネ」は住宅用蓄電池でエネルギーを蓄えることです。3つ目の「省エネ」はHEMSで家庭内の利用状況を見える化し、省エネ設備でエネルギー消費量を抑えます。

スマートホームやIoT住宅との違い

スマートハウスと似たような言葉として、「スマートホーム」や「IoT住宅」という言葉があります。

「スマートホーム」とは、居住者がITを活用して便利で快適な暮らしを送っている状態を示す言葉です。スマートハウスは建物・設備を含むハードを示す言葉ですが、スマートホームは暮らしというソフトを示している点が大きく違います。

「IoT住宅」のIoTは「Internet of things(インターネット・オブ・シングス)」の略称で、身の回りのあらゆるモノがインターネットにつながっていることです。家庭内の設備や家電をインターネットとつなぎ、快適な生活を送れる住宅のことをIoT住宅といいます。

近年スマートハウスとIoT住宅は融合しつつあります。ITによるエネルギー消費のコントロールだけではなく、家電や設備をインターネットとつないで遠隔操作できる住宅のことも、まとめてスマートハウスと呼ぶことが多いです。

スマートハウスの設備

スマートハウスは創エネ・蓄エネ・省エネによって、エネルギー消費の最適化を図ることが特徴です。次の項目からは創エネ・蓄エネ・省エネに欠かせない、スマートハウスの代表的な設備を3つ紹介します。

太陽光発電

太陽光発電は創エネに欠かせない設備です。屋根や屋上にソーラーパネルを設置して、エネルギーを創出します。太陽光によって発生した直流電力はパワーコンディショナーで交流電力に変換され、家庭用電力として供給される仕組みです。

太陽光発電は自然エネルギーのため、二酸化炭素を出さず環境に優しいです。発電量が多く余剰電力が出る場合は、電力会社に売電することもできます。売電収入が増えれば、エネルギー収支が黒字になる可能性もあるでしょう。

住宅用蓄電池

住宅用蓄電池は太陽光発電で創り出された電力を蓄えるための設備です。蓄エネができる設備は、住宅用蓄電池だけではありません。電気自動車も蓄電池として利用できます。

災害時には住宅用蓄電池に貯めておいた電力を、非常用コンセントから出力できます。停電が起こっても、非常用電力が確保されているため安心です。災害時以外にも、昼間に貯めた電力を夜に使ったり、深夜の安価な電力を購入して昼間に使ったり、電気代を減らすための工夫ができます。

HEMS

HEMSとは「Home Energy Management System」の略称で、消費エネルギーの見える化と最適な配分ができる設備です。

HEMSのエネルギーモニター画面を見ると、エネルギー使用量が表示されています。通常の住宅ではわからない、1日単位・1時間単位のエネルギー使用量を細かく把握できます。太陽光発電で発電されている電力や、住宅用蓄電池に貯められている電力なども一目瞭然です。消費エネルギーの見える化によって、居住者の省エネ意識が高まります。

スマートハウスに住むメリット・デメリット

スマートハウスを導入する前に、メリット・デメリットを理解することが大切です。スマートハウスには、以下のメリット・デメリットがあります。

  • メリット①光熱費を削減できる
  • メリット②非常用電力を確保できる
  • メリット③補助金を利用できる
  • デメリット①初期費用が高い
  • デメリット②メンテナンスが必要になる
  • デメリット③天候の影響を受けやすい

次の項目からはメリット・デメリットについて詳しく解説します。

メリット①光熱費を削減できる

スマートハウスの最大のメリットは、光熱費を削減できることです。自宅で電気を創るため、使用量が発電量を下回れば電力会社から電気を買わずに済みます。使用量が発電量を上回る場合でも、住宅用蓄電池やHEMSを活用することで、電気代の節約につながるでしょう。

最近は電気料金の値上げが続いています。自宅だけで電力を賄えれば、光熱費がかからず家計の負担を大幅に軽減できるでしょう。余剰電力を売る場合は、エネルギー収支が黒字になる可能性もあります。

メリット②非常用電力を確保できる

スマートハウスは住宅用蓄電池を備えていて、非常用電力を確保できる点もメリットです。災害に強い家に住みたいと考えている方は、スマートハウスのメリットを感じやすいでしょう。

災害時に大規模停電が発生すると、エアコンが止まって熱中症になったり、冷蔵庫が停止して食品が腐敗したり、さまざまなリスクが発生します。スマートハウスであれば、生活に必要な電力を長期間確保できるため安心です。

メリット③補助金を利用できる

スマートハウスの設備を導入するには費用がかかりますが、費用の一部を補助してもらえる補助金制度を利用できる可能性があります。

補助金制度の有無や交付条件は自治体によって異なるため、利用できる補助金制度がないか確認しましょう。たとえば宮城県は住宅に「創エネ」「蓄エネ」「省エネ」設備を導入する際の費用補助として、「スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金」を交付しています。1件あたりの補助金額は太陽光発電が4万円、蓄電池が6万円で、他にもさまざまな補助メニューがあります。工事期間や申込受付期間が定められているため、スケジュールを確認したうえで手続きをおこないましょう。

デメリット①初期費用が高い

スマートハウスのデメリットは、初期費用が高くつく点です。設備を導入するだけでも、数百万円かかります。たとえば太陽光発電の設置費用は1kwあたり平均25.3万円で、5kwの場合は126万円です。さらに蓄電池やHEMSの設置費用もかかります。蓄電池は数万円〜300万円程度、HEMSは20万円程度の出費を覚悟しなければなりません。

スマートハウスは光熱費を削減できるとはいえ、初期費用として数百万円を支払うのは家計に大きな負担がかかります。補助金を利用すれば出費を抑えられますが、すべての自治体に補助金制度があるとは限りません。補助金制度がない地域の場合は、全額自己負担となります。

デメリット②メンテナンスが必要になる

太陽光発電は、3〜4年周期の定期的なメンテナンスが必要になります。1回あたりのメンテナンス費用は数万円程度で、たとえば5kwの太陽光発電は約2.8万円です。

さらに一定の耐用年数を超えた設備は、新しいものに交換しなければなりません。法定耐用年数は太陽光パネルが17年、蓄電池が6年です。耐用年数を迎える前に壊れるリスクもあるため、メンテナンスの予算には余裕を持っておく必要があります。

デメリット③天候の影響を受けやすい

スマートハウスは、天候の影響を受けやすい点もデメリットです。太陽光発電は日射量によって発電量が変わります。日当たりが悪かったり雨や曇りの日が続いたりすると、十分な電力を確保できません。

余剰電力を売りたいと考えていても、発電量が少なく期待通りにいかない場合もあるでしょう。売電収入を得るどころか、電力会社から電気を買わなければならない事態も想定されます。スマートハウスを建てる場合は、立地条件や日照時間などを入念に確認したほうが良いでしょう。

まとめ

スマートハウスとは創エネ・蓄エネ・省エネという3つの特徴を持ち、エネルギー消費を最適にコントロールする住宅です。光熱費の削減や非常用電力の確保などのメリットがありますが、高額な費用がかかるため補助金制度などを積極的に活用しましょう。

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